マンモグラフィー 石灰化は消える?!経過観察の体験談

マンモグラフィーで見つかった石灰化。

経過観察していくうちに、自然に消えたという体験も目にしますが、本当のところは?

マンモグラフィーで見つかった石灰化を毎年経過観察

石灰化があり、細胞診を受けた結果が良性であっても、「1年に一回検査に来てください」と言われると思います。

私の場合は最初の1年は半年に一回検査を受けるように言われ、その後は1年に一回検査を受けるように言われています。

「石灰化があるのなら、毎年細胞診などの精密検査を受けなければならないのかしら…」と心配になる方もいると思いますが、先生の指示で1年に一回の検診で良い、となればそれで十分大丈夫です。

何故なら、石灰化はマンモグラフィー検査を受けた人の約50%に見られ、そのうちの約90%が確実に良性です。

マンモトーム生検まで必要な乳がんの可能性が高い石灰化は、約10%未満に過ぎないのです。

乳がんによって起こる石灰化は、がんが乳管内にできて、そのあとで石灰化が起こります。

ですから、良性疾患(乳腺症など)による石灰化が将来がんになることは絶対にありません。

とはいうものの、年代的にも乳がんに罹りやすい時期になっていますので、検査結果の結果が良性だったからといって、そのまま経過観察の検査もせずに何年も過ごすことは良くありません。

「毎年経過観察で検査に来てくださいね」と言われたら、検査のチャンスをもらったと考えて、前向きに1年に一回の検査に行ってください。

それで安心して日々を過ごせるなら、一番だと思いませんか?

尚、経過観察の検査も、マンモグラフィーだけではなく、超音波検査、視触診検査も併せてやってくれる病院に行くことをお勧めします。

マンモグラフィーでは発見できない異常も超音波では発見できたり、自分で分からないしこりなども医師の視触診で発見できたりと、大いに利点があるからです。

私も、1年に一回、マンモグラフィー・超音波・視触診の3つの検査をやってもらっています。

石灰化は消える事もある?

この乳房の石灰化ですが、消えてなくなってしまえばあれこれ心配しなくてもいいのに…と思ったりしませんか?

「石灰化が消えていた!」などという話をネット上で見ることがありますが、これは、画像側に問題があることが多いようです。

撮影の際、フィルムにゴミが付いていたとか、傷が付いていたとか、汚れていたとか…それが石灰化と判断されてしまうことも、非常に可能性が少ない話ですがあるんですね。

その他には、自分側の問題として、脇の下にスプレーした制汗剤の跡が撮影されてしまい、石灰化かと思われてしまうことが、ごくたまにあるようです。

マンモグラフィー検査を受ける際は、身体に余計な物を付けない方が良いですね。

フィルムが汚れていたとか傷が付いていたとか、これは言語道断ですから、検査を受ける医療機関・病院は、評判等を鑑みて、しっかり正確な検査をしてくれるところを選ぶのが大事です。

石灰化は、良性のものであっても、基本的には消えることはありません。

ただ、毎年検査を受けて石灰化に変化がないか調べることは大事なことです。

石灰化が消えないだろうか、ということを考えるより、自分の健康を守るために毎年の検査を欠かさないことが大事だと言えるのではないでしょうか。

良い病院を探すのには口コミも大事ですね。

私は知人の話を聞いて、石灰化を発見してもらったクリニックに検査に行くようになりました。

待合室はかなり混んでいますが、丁寧に検査をしてくれるクリニックなので、安心して行くことが出来ます。

お友達などと「マンモグラフィーなどの乳房の検査を受けたいのだけど、どこの病院が良いのかしら?」と、日頃から情報交換をしておかれるといいかもしれませんね。

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