たけしの家庭の医学(2019年4月14日)で紹介の『ポリアミン』。
全身の老化を遅らせる物質という事で注目を浴びています。
ポリアミンは300年以上前に発見された物質なので、
今回の自治医科大学附属さいたま医療センターの
早田先生(循環器病臨床医学研究所所長 教授)だけでなく、
その他にも多くの研究がされてきています。
ポリアミンは、私たち人間の体内にもある物質で
誰でも持っているんですが、これが老化とともに
減少してしまう事もわかっています。
食品からも摂れるポリミアンは、母乳にも含まれていて、
特に出産10日後から2週間後に含有量が多くなるそうです。
ポリアミンを増やして、老化が防げて健康も維持するには、
何をすればいいのかなども調べてみました。
ポリアミンの効果
ポリアミンの効果は下記の事がわかってきています。
老化を防ぐ
動脈硬化を予防する
爪の形成促進作用
コラーゲン産生促進作用
発毛促進作用
皮膚老化抑制作用
生殖能力の維持
寿命延長作用
抗炎症作用 動脈硬化抑制作用
中年期以降の方のアンチエジングにも期待できる物質との事です。
ポリアミンを豊富に含む食品やサプリは?
ポリアミンは食品やサプリで摂ることができるので、
今日から老化予防の対策を始める事もできますね。
高ポリアミン食は長寿食とも言われます。
特に豊富に含まれている食品はこちら。
そして、ポリアミンは「抗酸化物質を多く含む食品」にも豊富に含まれています。
「地中海食」もおすすめです。
牛乳にはほとんど含まれていないポリアミンですが、
牛乳を発酵させて製造するチーズやヨーグルトにも
多く含まれています。
中でも、ポリアミン濃度が高い大豆を更に発酵させる
納豆や、醤油、味噌が最も濃度が高いとか。
ポリアミンを増やしたい方は白味噌ではなく、
大豆を使った赤味噌の方が効果的という事ですね。
そして、スイーツならケーキよりも、
ヨーグルトデザートや、
あんこ(小豆)を使用したお饅頭や大福餅などがおすすめ。
ただ、一人暮らしなど食事でポリアミンを摂るのが難しい方は、
サプリメントで摂ることもできますよ。
早田教授の本(※品薄)
日本人はなぜ長寿世界一になったか
あなたの若返りをかなえる「ポリアミン発酵食」の秘密
ポリアミンは癌になる?
人にとって必要なポリアミンはがん細胞にとっても必要なもの。
がん細胞は自らポリアミンを作り出して自身の栄養とします。
そのため、ある種のがん患者の尿からは、ポリアミンが発見されることがわかっています。
もともと人の体内にもあり、食品からも摂れる成分なので、無理に摂らないようにする必要はないでしょう。