生の鶏肉などでカンピロバクター食中毒にかかる人が、年々増加しています。
ひどい場合は、ギランバレー症候群になる事も、世界仰天ニュースでもやっていましたね。
生で食べたり、焼くのが不十分だった鶏肉などからの感染で、下痢、発熱などの症状がみられるんですが、その潜伏期間やどのように防げばいいのかなど調べてみました。
タップできる目次
カンピロバクターとは?どんな肉で感染するの?
カンピロバクターは、人だけでなく動物にも感染して下痢や腹痛などが起こります。
鶏肉だけでなく、牛レバーの刺し身でも感染の報告がされています。
カンピロバクターの鶏肉の汚染率は、東京都の調査では4割から6割の鶏肉で発見されているんですよ。
ですので、スーパーで購入した鶏肉を家庭で調理する時にも中までしっかり火を通す必要がありますね。
また、子犬や子猫が下痢をしている場合、カンピロバクターに感染している事もあるようです。
動物を触った後には、しっかり手洗いする事で防げます。
カンピロバクターの潜伏期間は?
カンピロバクターの潜伏期間は他の食中毒に比べ長めです。
発症まで平均2~3日ですが、早いと1日、遅いと1週間もかかる場合もあるんです。
カンピロバクター食中毒の症状 ギランバレー症候群にも
感染して発症すると、下痢や腹痛、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛などの症状があらわれます。
初期の症状は風邪と似ているので、風邪だと思ってしまう場合もあるようです。
小さいお子さんの場合は、血便になる事もあります。
治療をすれば1週間以内に治まる事が多いです。
これは、まれですがカンピロバクターの感染が元で、運動神経に障害が起きるギランバレー症候群を発症する事も。
どれくらい食べたらカンピロバクター食中毒になる?
カンピロバクターは少量の菌でも食中毒を起こさせてしまいます。
ですので、調理したはずなのに、少しでも中に火が通っていない部分が残っていると危険なんです。
カンピロバクターはうつるの?
カンピロバクターは人同士でも感染します。
感染した人が調理したものを食べても感染する事があるんです。
また、鶏肉を調理したまな板などの調理器具も、丁寧に洗って除菌しておく事をおすすめしますよ。
また、鶏肉調理をした後に赤ちゃんと接する時には、しっかり手を洗って赤ちゃんへの感染をし防ぎましょう。
また、お風呂でもうつる可能性があります。
カンピロバクターの治療について
カンピロバクターなど、食中毒の疑いがある場合、下痢止めは飲まないようにしましょう。
腸内の菌が長く腸に残る事になり、症状が悪化することがあります。
自然治癒する事もありますが、病院では症状に応じて補液や薬を処方して下さいます。
鶏肉のカンピロバクターは冷凍で死滅させられる?
カンピロバクターは、冷凍肉からも見つかっているので、冷凍で死滅させることは残念ながらできません。
カンピロバクターの加熱の温度は?
カンピロバクターは加熱には弱く、70度で1分以上加熱する事で死滅できます。
唐揚げなど厚みがある場合には、中にピンク色の部位が残らないよう、強すぎない火加減でじっくり加熱しましょう。
カンピロバクター食中毒を予防するには
カンピロバクター食中毒を予防するには、手洗いや調理器具などの消毒が欠かせません。
消毒には、高濃度アルコールや、次亜塩素酸塩の洗剤(キッチンハイターなど)が有効です。
まな板や包丁、調理した後のキッチンなどを簡単に消毒するなら、口に入っても安全な成分で作られた高濃度アルコールスプレーが便利ですよ。
我が家で使っているのは、『ドーバー パストリーゼ』です。
これは、まな板にもシュッシュッとスプレーするだけでいいですし、洗い流す必要もありません。
成分は、サトウキビ由来の「高濃度アルコール」と「純水」、「カテキン」なので、お餅やパンなどの食べ物にも防カビのために直接かけたり、冷蔵庫のお掃除にも重宝しているんですよ。
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野菜にもスプレーできますし、洗う必要もありません。
まあ、高濃度アルコールなので、スプレーしたばかりの時にはアルコールのニオイがありますが、すぐに消えていきます。
手指にも優しく、歯ブラシの除菌にも使え、本当になんでもありですね。
鏡や窓ガラスの汚れや曇りが気になる時にも、これをスプレーして拭き取るだけでピカピカになりますしね^^
我が家では、欠かせないパストリーゼです。
カンピロバクターだけでなく、O157やノロウイルスなど、色々な食中毒がありますので、日頃から、清潔な環境を維持していきたいですね。
生ものには、くれぐれもご注意下さい。